2021/03/20

「合理的配慮を誤認した判決」

 

7月12日(日)、川崎就学訴訟の報告集会が行われた。原告の主張を棄却して特別支援学校適とした不当判決から4ヶ月。
 現在、和希君は東京・A区に引っ越し普通学校に通っている。週4回、体調に合わせながら時間を区切って登校しているという。母親は「引っ越して学校に通えるようになり、声をいっぱい出すようになった」と和希君の様子を述べた。)
この裁判を担当する原告団の大谷弁護士は、「本人・保護者の意向を排した判決であり、合理的配慮を明らかに誤認したものだった」とした。判決では、教育的ニーズは客観的でなければならず、専門家の意見を聴くことになっていると述べている。しかし「和希君のコミュニケーションについて客観的に調べていない」とした。
 参加者からは「北海道では今年、特別支援学校から普通学校へ転校できた人がいる。なぜ川崎市はダメなのか」といった意見が出た。
 原告は控訴している。